メガサーナイトに花束を

ポケモンウルトラサンムーンに向けて考察中!メガサーナイト好きが書くブログです。相棒のメガサメハダーと共によくレートに潜っています。TN みなぎ

もしファイアローが疾風の翼を取り戻したら

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シーズン中盤の暇つぶし記事です。

 ポケモンは一度下方調整されたものを復活させることはまずないので、この記事はif記事かつほぼありえない記事である。が、実際どうなるのだろうかという検証を踏まえたうえでシングルバトル環境においては弱体化させて正解だったかを自分なりに考察する。

 ただ、ファイアローはシングルバトルでも強すぎましたがダブルバトルではさらに強かったため疾風が元の仕様に戻ることはなさそうです。

※今回の記事はあくまでシングルバトルにおけるファイアローのif考察です。

1.7世代から入った人向け、前世代の疾風の翼のその強さとは

ひこうタイプの技の優先度が+1になる(第6世代)

 そう、つまり飛行タイプの技がすべて先制技になるのだが、7世代と違いHPがマックスでなくても発動する。つまりこれが何を意味するのかというと
ファイアローは素の素早さが高いのでマッハパンチバレットパンチなどのほとんどの先制技を持った中速ポケモンの上から先制技を撃つことができる
・今でこそ多用されるゲッコウガの水手裏剣は当時は物理技だった、かつゲッコウガの素早さが高かったためあまり採用されていなかった(しかしファイアロー意識のために採用されているケースもあった)
・HPがマンタンじゃなくても発動するため剣舞→ブレイブバードで全抜きを狙える
判明時はこだわりハチマキを持たせてブレイブバードを連打するHAファイアローが主流であったが、剣舞型の小回りがあまりにも利くことが判明し様々な型が開発されることに。
・散り際に追い風がうてる
まさかの耐久ゴツメ型が登場はやてのつばさは羽休めにも適用できたためである。素早い速さからの鬼火を放ち、羽休めで相手を完封しつつはやてのつばさで格闘タイプを牽制可能。
・優秀なタイプの組み合わせ。飛行技と炎技を受けきれるポケモンは少なく、数値受けができないXYのS1ではファイアローを止めることができるポケモンとしてウォッシュロトムの需要が急増。XY御三家としてファイアローメガフシギバナウォッシュロトムが挙げられた(XY御三家ェ)

当時はサイコフィールドもなく、ファイアローによる飛行技を対策していないとあっけなくタテられる始末となった。今でいうところのスカーフテテフに感覚はかなり近いかもしれないが、ファイアローは技や型が多彩(挑発鬼火羽休め剣舞フレアドライブとんぼ返り)だったためその強さが容易に想像できるであろう。

なお、ファイアローの強さに関しては「調整に苦労した」とスタッフがコメントしているのは有名な話であり、結局7世代で弱体化されているということは開発スタッフが想定していないほどにファイアローがヤバかったことが推測される。おそらく、ファイアロー種族値を控えめにすることで調整していたのだろう。

H78 A81 B71 C74 D69 S126

しかしこの種族値にも落とし穴があって、はやてのつばさで素早さを補強できるため、耐久に努力値を割くことができるため種族値以上の固さを発揮するのである。

では今ファイアローが6世代の特性のまま7世代にいる場合どうなっただろうか

格闘タイプ終了?
ただでさえカプをはじめフェアリーが多すぎる環境で格闘タイプが逆風な中でファイアローが加わった場合、飛行抜群の中堅の格闘タイプはほぼ使われなくなるだろう(正直今でもほとんど使われていないが)
気合いの襷で耐えるキノガッサ、それでも強力なバシャーモなどが一部のポケモンくらいしか使われないと思われる。
ミミッキュの減少?
ミミッキュに対して鬼火やとんぼ返りを打てるのはかなりのアドバンテージ。かげうちに対してブレイブバードやはねやすめを合わせることができるため、ミミッキュに対する相当な抑止力になると思われる。
物理受けで使われるテッカグヤは少なくなる?
剣舞ファイアローがいるだけでテッカグヤバシャーモのような並びは崩されるので、テッカグヤで物理受けはしづらくなる。交換読みでやどりぎの種を当てたとしてもファイアローは剣舞と羽休めがあるため完全に起点にできる。
よってファイアローの起点回避としてテッカグヤストーンエッジが採用される可能性が高い。逆にファイアローに強くサンダーはまた使われることになるかもしれない。
カプテテフの使用率は増加?
ファイアローブレイブバードを回避するためにカプ・テテフの使用率がさらに上がると思われる。現時点でもカプ・テテフによって多くのポケモンが苦しめられているためテテフの使用率が上がるとさらに環境がゆがむ可能性がある。
ゲッコウガのさらなる増加
今でもほぼPTに入っているゲッコウガだが、汎用性があまりにも高くファイアローを対策できるためPTの必須枠になりかねない。現時点でも多様な型で読めないゲッコウガがさらに増えるため対戦はよりシビアなものになる(すでになっているが)。
ウルガモスが使いにくくなる
説明不要。他の飛行抜群の虫タイプも同様。

 

他にも色々と挙げられるが、大きな利点と難点は
・(ミミZをひっさげた)ミミッキュに対しての抑止力になる
ファイアローに弱いPTはテテフを使わざるを得ない可能性が高くなり、その結果テテフに弱いポケモンの使用率が減る
ゲッコウガ増える

ミミッキュに強い点は高評価だが、あくまでもそれはミミッキュを弱体化させれば解決する話でありインフレに対してインフレで抑制するのはあまりよくない傾向だと筆者は考える。(その究極形が6世代のメガガルーラ

ただでさえミミッキュやテテフがいる状況で、特定のポケモンの対策に1枠取られるといった状況はPT構築の幅を大幅に狭めかねない。

さらにゲッコウガやテテフがPTの必須枠になりうる可能性を環境するとやはりファイアローはやてのつばさは残念ではあるがこのままの性能のほうが良いのかもしれない。

すでにswitchポケモンのタイトルリークなるものも噂ながら出回っており、対戦環境はある程度はユーザーの声を反映されたものとなっているはずである(もしくはswitchポケモンは大幅に今までのポケモン対戦と異なっているか)。

なので「ミミッキュが強すぎる」「カプ・テテフが強すぎる」といった声は届いているかもしれない。

筆者としてはフィールド特性の技の補正が高すぎるため少し倍率を下げてほしいと思った。みなさんはいかがだろうか。

switchポケモンは大幅に対戦人口が増える可能性が高く、3DSポケモンでの数々の反省を生かしたポケモンの開発がなされていることが予想され、期待している次第である。